横浜 馬車道駅チカ《Kalani》日々のあれこれ

アーユルヴェーダトリートメントサロン癒しの安らぎ空間

〜花粉症〜薬から“さよなら”できる日が来る?

本日は2月最終日。日中はとても暖かく、風が強い日でしたね。

 

あの黄色の集合体・花粉が舞っているのを身体で敏感に感じ、室内に戻った瞬間に目・喉・鼻がムズムズムズムズ。

 

今年の花粉飛散量は、関東を中心に非常に多くなると予想されているようですね。

毎年花粉に悩まされている方は早々に準備を始め、薬を飲み始めたりしているようですが・・・それでも、くしゃみや目の痒みは出ているようです。

 

アーユルヴェーダがこの花粉に対してどのような対処ができるのか。

今からやっても間に合わないのでは?と思われるかもしれませんが、もしかしたら今からでも間に合う可能性も???

 

以前、アーユルヴェーダの講座に参加した時に、参加者の中に花粉症がとても辛そうなの方がいらっしゃいました。

その講座では日々の過ごし方や食について学びます。自分自身のライフスタイルを見つめ直し、生活にアーユルヴェーダ智慧を取り入れていく実践的な内容。

その方は、講座の中盤ぐらいにはまるで別人のようにとても症状が軽くなられていました。

僅か数週間の変化です。

この方が一生懸命頑張った結果かと思われますが、こんなにも効果があるのかとびっくりしました。

 

 

この時期は、冬に溜め込んだものが春の温かな日差しにより溶け出し、消化しきれなかったものは体内を巡り、身体の弱いところに蓄積していくと言われています。この蓄積した【毒(アーマ)】と言われるものが、身体にどのような影響を及ぼしていくのか見て行きましょう。

 

アーユルヴェーダ的なアレルギーの考え方

・アレルゲン・異物に抵抗していく力の弱さが原因となりアレルギーが起こる。

・この抵抗していく力の弱さは、排出しきれなかった”毒(アーマ)”によるもの

・この“毒(アーマ)”がつくられるのは、不適切な消化力(火・アグニ)によるもの

 

アレルギーが起こってしまう原因は?

・遺伝

・消化力が弱い(アグニ)

・体質による

・ドーシャの乱れ

・免疫力の低下

・体内のアレルゲン量

 

アレルギーに対抗するのに、私たちが取り組むことができること。

それは「消化力の向上」「ドーシャの乱れを整える」「免疫力の回復」

 

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花粉症攻略法

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【消化の火(アグニ)】がキーポイントとなる!

未消化物(アーマ)が体内を巡り、弱いところに蓄積していきます。アレルゲンがこの部分に触れると身体が拒否をし、身体に反応が出る。これがアレルギーです。

アレルギーの原因となり得るこの未消化物を発生させないためにも、消化力を高めていくことが大切となっていくのです。

 

消化力のアップ

 

消化の火を高めるアーマパーチャナの実践

 

《アーマパーチャナ》

・白湯を飲む

・食事の量

・消化力に応じた食事をとる

・消化力を高めるスパイスを積極的に摂る

 

食事の時間がきたから食べよう。ではなく、「お腹が空いた」という感覚を大切に食事を摂るようにしましょう。

そして、腹6〜8分目。お腹いっぱいになるまで食べないように、食事の量に気をつける。

目安としては、食後の身体の重さや眠気など起こらない程度の食事量。

食間はならべく約4時間は空ける。『おやつ』も食です。消化にエネルギーを使いますので、食事と同じように食間を摂るようにしましょう。

 

《消化力を高めるスパイス》

スーパーで手軽に手に入れられる生姜を今回はご紹介します。

 

・生姜のパウダーを白湯に入れて飲む

・生姜を刻み岩塩とレモンを搾り、ティースプーン1杯程度食前30分前に食べる

 

生姜の活用方法のブログです。

https://kalaniyrs.hatenablog.com/entry/2023/01/27/180215

 

食事

 

消化に重いもの、身体を冷やす性質のある食材、食事をならべく控えましょう。

 

《控えたい食べ物・食材》

揚げ物、生物、チーズ・ヨーグルトなどの乳製品

生物、酸っぱいもの(トマト、梅干し、酢など)

きゅうり、なす、じゃがいも、、柑橘類

冷たい飲み物、アイスクリーム

など。

 

あなたの消化力はどのレベル?

・便秘がち

・お腹が張る

・オナラがよく出る

・お腹が空かない

・食事の量が多い

・食べる量が多い、毎回お腹いっぱいになるまで食べる

・夜食を食べる

・間食が多い

・アイスや氷の入った飲み物など、冷たいものを食すのが好き

・寝る時間が遅い

 

上記に当てはまる方、もしかしたら消化力が落ち気味かも。アーマパーチャナを実践してみてくださいね。

 

 

【ドーシャの整え方】

 

日々の過ごし方(ディナチャリヤ)の実践

 

お仕事や育児、勉強、介護など・・・。なかなか自分の思い通りに時間を使えない場合には難しいこともありますが、できるところから始めてみましょう。

 

以前投稿したコチラをご覧ください。

https://kalaniyrs.hatenablog.com/entry/2023/01/10/202229

 

各ドーシャの気をつけていきたいこと

 

《ヴァータさん》

花粉で出やすい症状:くしゃみ、頭痛、乾いた咳

 

ーたまに立ち止まって周りを見渡してみよう!ー

春の時期は風が強く吹く日が増えてきます。強い風に当たりすぎないようにしましょう。(帽子などを被って防御!)

身体を温かく保ち、温かい飲食を摂るようにしましょう。

イヤホンなどで音を聞きすぎない、うるさい音・不快な音がするところに長時間滞在しないようにする

全てにおいて不規則になりやすく、動きすぎてしまう傾向にあるので、タイムスケジュールを立ててならべくゆったりと過ごしましょう。

(「やらなければいけない」ということに対して緊張が走りやすいので、ストレスがかからない程度にほどほどに)

 

ゆったりと動くヨガ。そして穏やかな音楽、マントラを聴いたり口ずさんだりすることがオススメ。

 

《ピッタさん》

花粉で出やすい症状:目の充血、喉の痒み

 

ーイライラはどこから?深呼吸してみようー

この春の時期は、生活環境が変わることから日々忙しく動き回ることが多くなってきます。

時間に追われる事に対してイライラが生じてしまう場合がありますので、時間に余裕を持って行動をするようにしましょう。

消化力を高めるのに、生姜は効果的ではありますが、ピッタさんは摂り過ぎに注意!

そして、十人十色。いろんな人がいると思って寛大に。

 

流れに任せて動くフローヨガ、緑あふれる自然豊かな場に行ったり、川辺に足を伸ばし心身のリフレッシュを定期的に取ることがオススメ。

 

《カファさん》

花粉で出やすい症状:頭が重い、鼻水が出る、鼻詰まり、目の痒み、水っぽい目、痰の絡んだ咳

 

ー違うパターンはあるかな?さあ動き出そう!ー

春は身体が重くなりやすく、より動きたくないなどの症状に駆られやすい時期です。

ワクワクするようなものを見たり聞いたり、身体を動かすなど、じっと同じ場所に止まりすぎないように注意をしましょう。

なので、お子様・ご高齢の方・お身体の弱い方以外、昼寝は厳禁です!

身体を温かく保ち、温かい飲食を摂るようにしましょう。

 

少ししっかりと動くハタヨガ、散歩がオススメ。

 

 

ここまで整えていくと、おのずと身体は強くなり免疫力が高まっていきます。

 

 

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花粉症対処法

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《ハーバルスチーム》

水・・・約2ℓ

生姜(すりおろす)・・・小さじ4程度

ターメリック(粉)・・・小さじ1程度

 

大き目の容器に水を入れ、沸騰させます。

そこに上記の材料を全て入れ、5分程沸騰させます。

容器をテーブルに置き、顔を30センチ程度近づけて大きなタオルを容器ごと含めて覆うように頭にかぶせる。

鼻から蒸気を吸い込み、口から吐く。この時目は閉じるようにする。

1日1〜2回。1回3・4分程度行います。

 

《点鼻(ナスヤ)》

ごま油

 

ごま油を温め、仰向け(又は座った状態で)首の下に枕を置き、首が辛くならない程度にアゴを上に向ける。

片方の鼻の穴に2滴程度垂らす。

鼻先、眉間、小鼻の骨を1〜2分程度優しくマッサージします。

2〜3分横になった状態で保持。

喉に溜まったものを吐き出す。

*朝の空腹時に行う*(余裕があれば7日間行う)

 

〜スパイス使用する場合〜

上記のごま油にシナモン(粉)、甘草(粉)、カルダモン(粉)、ターメリック(粉)・・・各2つまみ(20miのごま油に対し)

 

*ライフスタイルに以下のものを取り入れてみよう!*

鼻うがい(ネティ)、ナスヤ、オイルうがい(*1)、身体を温める

 

(*1)温めたごま油、大さじ1杯程度を口に含み、口を閉じた状態でグチュグチュと口内を動かす。(10分〜15分程度)終了後はティッシュなどに吐き出してゴミ箱に捨てる。

 

 

花粉症に対して書いていきましたが、実際はこの春の時期に起こりやすい心身の不調にも効果的です。

ストレスを感じすぎない程度に、少しづつ日々の生活に取り入れていきましょう。

慌てず焦らず自分のペースで実践してみてくださいね。

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました^ - ^