横浜 馬車道駅チカ《Kalani》日々のあれこれ

アーユルヴェーダトリートメントサロン癒しの安らぎ空間

インド滞在記②食事編

ABNCでのアーユルヴェーダ料理

さて、もう数日後には11月!

なのに、今だに8月のインド滞在記を書いております。。。

 

今回は「食」について。

愛してやまないアーユルヴェーダ料理。

アーユルヴェーダ施設でどのような食事をとっていたのか、また普段どのように食事をとったら良いかなどご参考までにご覧ください。

アーユルヴェーダの料理

アーユルヴェーダの食事は自分の体質・季節・年齢、さらには6つの味(甘味・塩味・酸味・辛味・渋味・苦味)をバランスよくとるとドーシャのバランスが整い、身体を健やかな状態に保つことができると言われている。


日本でアーユルヴェーダの食事をとるには、専門店に行くか、料理教室に通うか、自分で作るか。

 

アーユルヴェーダの料理教室に通い、勉強をしたことがある。
宿題として数品のったワンプレートを作る課題がありトライしたが、焦げ付くのが心配すぎて一品ずつしか作れずに5時間程かかった。こんなにも大変なのか!と愕然とした思い出がある。

 

忙しない日常の中で、アーユルヴェーダ料理のワンプレートを作るのは(私は)難しく。。。
食べにいきたいが自分の生活圏内にアーユルヴェーダの飲食店がなく、日々の暮らしの中にアーユルヴェーダの料理を取り入れていくのはなかなかハードルが高い。

 

それが、今回滞在したアーユルヴェーダ施設では朝昼晩、毎日食べられる!
アーユルヴェーダ料理好きとしてはこんなに嬉しいことはない。

 

毎日の食事が楽しみでならないこの感覚。
そして、口に入れるたびに喜びが増す。
本当に至福でしかなかった。

ただ苦しかったのは、20品以上ある料理の中から選ばなくてはならなかったということ。

食堂の様子



施設でのワクワクするお料理の数々

さて、お食事はビュッフェ形式で、沢山のお料理の中から自分のドーシャに合わせて選び、お皿に盛っていきます。

 

通常のホテルのビュッフェと違う点は、消化を促してくれるような飲み物が置いてあったり、個人の消化力に合わせて選べるよう工夫がされている。


一つ一つの料理の前にドーシャが書かれたプレートが置いてあり、自分がどれを取れば良いか分かりやすくなっている。

そして、常にドクターがおり食事の相談にものってくれます。

 

アーユルヴェーダ的には食事の量は腹6分〜8分目にとどめる。お腹がいっぱいにならないように盛りましょうと指導を受けるも、ついついテンションが上がり盛り盛りのプレートに。
はい。食後はもれなくお腹いっぱい&幸せです。

 

はじめは目が欲するものを欲望のままにプレートにのせていたが、私の料理教室の先生である水野香織先生が同行してくださっていたので、滞在途中に食事のレクチャーを受け少しずつ整えていく・・・よう頑張っていました。

 

アーユルヴェーダ的食事の仕方

◉お腹が空いたという感覚があるかどうか。
お腹が空いていないのに、時間が来たから食べることをしていたりしませんか?
アーユルヴェーダ的には、アグ二の働きをキープするために、食べたものが消化されてから次の食事を摂ることを推奨しています。
因みにおやつは食事ではないから・・・とお思いの方!お腹に入れるものですから、一緒です(笑)
食間のおやつはほどほどに。そして、食後4時間は間を空けておやつを食べましょう。

 

◉自分の消化力に合った食事&量
朝起きた時の身体の重さを感じていたり、胸のムカムカ、食後によくゲップやおなら、そして便秘・下痢などを繰り返している方は、もしかしたら消化力が落ちているのかもしれません。
そんな場合は、消化に重いもの・脂っこいもの、冷たいもの等はならべく避け、量もほどほどに温かく・汁気のある消化に軽いものを食べていきましょう。

そして、1日の中でも朝・夕は消化力は弱めなので、消化に軽いものそして量も抑えると良いです。昼は通常通り食べて構いません。

 

食べ合わせNG
牛乳✖️酸っぱいフルーツ、魚、肉など
ヨーグルト✖️酸っぱいフルーツなど

 

◉時間
食べる時間が不規則になりすぎないように、できる範囲で食事の時間を整える。

 

◉季節
季節の変化に合わせて食事をとる
秋(後半)冬・消化力:⬆️
春夏・消化力:⬇️

NG→夏・熱性の辛い食事をとる、冬・乾燥した食事をとる

 

◉量
腹6分〜8分目程。食べ過ぎに気をつける。
お腹いっぱいの感覚が生まれないよう、そして食後に身体の重さを感じない程度の量をとる。


ほんの一部ではありますが、これらに気をつけて心身の健康を維持するのにとても大切な消化の火(アグニ)を高めていきましょう!

施設でのお食事



最後に

アーユルヴェーダ施設にて食事をいただく中で気づいたことは、キチンと「お腹が空く感覚が得られた」ということ。


「腹8分目だよ」と言われても、お腹いっぱいになるまで食べていたにも関わらず、次の食事の時間前には必ずお腹が空く。

 

そして日本のように和食、洋食、中華など様々なレパートリーがあるわけではないのに、滞在期間中に飽きることなく毎回楽しく食事をとることができたし、むしろ帰国時にはこのお料理が食べられなくなるのか!と悲して仕方がなかったほど。

 

今回こんなにも幸せを噛み締めながらお食事をいただき、自然と感謝の気持ちが湧き起こるアーユルヴェーダの叡智の深さに感動するばかり。食事だけでもこんなにも感情が動くのだから。

 

自分のために過ごす貴重な時間。

トリートメントも食事も全てがスペシャル!

 

最後までお読みいただきましてありがとうございました。